介護脱毛はしておいたほうがいい?
介護脱毛をするメリットとデメリットを知りたい!
介護脱毛をするにはいくらかかる?
ユーザー
介護脱毛とは、将来の介護に備えてアンダーヘア(VIO)を脱毛することを指します。
近年、40代以上の女性を中心に介護脱毛の注目が集まり、施術を受ける女性が増えています。
しかし、介護脱毛は本当に必要なのでしょうか?
この記事では、介護脱毛の基本情報や料金、施術回数などを詳しく紹介します。
編集部
介護脱毛のメリット・デメリットも解説するので、施術を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
介護脱毛とは?
介護脱毛とは将来介護が必要になった際に備え、あらかじめアンダーヘア(VIO)を脱毛しておくことです。
介護脱毛はエステではなく、医療機関で行われる医療脱毛が一般的です。
加齢とともに自分でデリケートゾーンの手入れが難しくなるため、以下のような理由から介護脱毛をする女性が増えているのです。
- 介護が必要になった状態では自己処理できないため
- 排泄物の処理がしやすくなるため
- 介護をする人の負担を軽減できるため
- デリケートゾーンを清潔に保てるため
- 肌トラブルや感染症のリスクの低下につながるため
介護が必要な状態になるのを見据えて、事前にアンダーヘアを処理しておくことで介護をしてもらう準備ができます。
介護脱毛の基本について詳しく紹介します。
介護脱毛は何歳までに始めるべき?
介護脱毛は40代~50代前半までに介護脱毛を始めることをおすすめします。
レーザー脱毛は毛のメラニン色素に反応するレーザーの特徴を利用して毛根を破壊するため、白髪への効果が限定的なのです。
以下のように年齢とともにアンダーヘアの白髪は増えていきますので、早めに脱毛を始めるのがよいでしょう。
- 30代後半:アンダーヘアの白髪が目立ち始める
- 40代:介護脱毛を始めるベストタイミング
- 50代前半:白髪が増えるため、早めの脱毛がおすすめ
- 50代後半以降:レーザー脱毛の効果が得られにくい
ただし、年齢に関わらず介護脱毛を検討している方は、早めに医療機関に相談することをおすすめします。
介護脱毛の範囲はどこまで?
介護脱毛の範囲は、VIOである3カ所です。
- Vライン(ビキニライン):水着や下着で覆われる三角形部分のヘア
- Iライン(性器周辺):性器周辺のヘア
- Oライン(肛門周辺):肛門周辺のヘア
介護の観点からは全て脱毛するのが理想的ですが、個人の好みや価値観によって脱毛範囲は変えられます。
脱毛範囲は医師やカウンセラーと相談しながら、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
脱毛範囲によって料金や脱毛期間が変わるので、よく検討しましょう。
介護脱毛のメリット
介護脱毛には肌トラブルの予防、衛生面の向上、介護負担の軽減など様々なメリットがあります。
介護脱毛のメリットについて、ひとつずつ詳しく解説します。
肌トラブルを予防する
介護脱毛でアンダーヘアを処理すると肌へのダメージを最小限に抑え、快適な状態を保つことができます。
アンダーヘアがあると排泄物が絡まりやすく、肌トラブルを引き起こす恐れがあるのです。
特にオムツを使用している場合アンダーヘアがあると蒸れやすく、こすれて炎症を起こしやすくなります。
介護脱毛で毛を減らせば、以下のような肌トラブルのリスクを軽減できます。
- かぶれ:排泄物や汗などが原因で起こる肌の炎症
- 湿疹:肌の刺激やアレルギー反応により起こる炎症性の皮膚疾患
- 炎症:皮膚や粘膜の組織が損傷を受けた時に起こる反応
- 感染症:細菌やウイルスが体内に侵入し、増殖することで起こる疾患
衛生的な状態を維持しやすくなる
アンダーヘアは汚れが溜まりやすく、雑菌が繁殖して臭いの原因にもなります。
介護脱毛をすれば手入れが楽になり清潔な状態を保ちやすくなるため、以下のようなメリットがあります。
- 感染症のリスク減少:雑菌の繁殖を防ぎ、感染症のリスクを下げられる
- 不快な臭いの防止:アンダーヘアに付着した汚れや排泄物による臭いを防げる
衛生的な状態を保つことは介護される側の健康だけでなく、介護する側の負担軽減にもつながりますね。
介護を行う側と受ける側の負担が軽減される
アンダーヘアがないだけで介護をする側の負担が軽減され、介護される側のストレスも和らぎます。
アンダーヘアがあると排泄物の処理に時間がかかり、介護する側の身体的・時間的負担になります。
また、介護される側もその時間が長ければ長いほど、不快感や恥ずかしさを感じてしまうものです。
介護脱毛のデメリット
介護脱毛にはデメリットもあります。
レーザーの特性や脱毛に伴う恥ずかしさ、費用面での負担などについて詳しく解説します。
レーザーは白髪に反応しない
レーザー脱毛は毛のメラニン色素に反応して効果を発揮するため、白髪になると施術できません。
医療脱毛はメラニン色素に反応したレーザーが毛根に熱ダメージを与え、毛が生えにくくします。
そのため、アンダーヘアが白髪になるとレーザーが反応せず、脱毛できなくなるのです。
ただし、針脱毛や電気脱毛はレーザー脱毛に比べて痛みが強いというデメリットがあります。
恥ずかしさを感じる可能性がある
脱毛の施術中、デリケートゾーンを他人に見られることに抵抗を感じる方もいるでしょう。
アンダーヘアは普段人目に触れない部位だからこそ、施術中に感じる抵抗感も大きくなりがちです。
- デリケートゾーンを他人に見られたり触られたりすることへの抵抗感
- 恥ずかしさや不安を感じる恐れ
特に、男性医師や男性看護師に見られることに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。
また、カウンセリングの際には恥ずかしさや不安な気持ちをしっかりと伝えるのも大切です。
医療スタッフは患者さんの気持ちに寄り添い、リラックスして施術を受けられるようサポートしてくれますよ。
費用が必要となる
介護脱毛は医療機関で行うため、エステサロンと比べて料金が高めです。
将来のために費用をかけられるかどうか、よく検討する必要があります。
- エステサロンよりも料金が高い
- まとまった費用を用意する必要がある
介護脱毛は将来の負担軽減につながる投資と考えることもできます。
長期的な視点で考え、ご自身の予算に合わせて検討しましょう。
支払い方法についても、カウンセリングの際に相談してみると良いでしょう。
介護脱毛の料金・回数・期間
介護脱毛の気になる料金や、脱毛完了までの回数・期間について説明します。
介護脱毛にかかる料金
VIO脱毛の料金は、クリニックによって異なります。
こちらは一般的なVIO料金の例です。
コース | 料金 |
---|---|
1回 | 2~5万円程度 |
5回 | 10~25万円程度 |
料金は回数や脱毛範囲、脱毛機器、オプションの有無などによって変動します。
初回カウンセリングは無料で行っているクリニックが多いので、まずは気軽に相談してみると良いでしょう。
介護脱毛にかかる回数と期間
VIO脱毛の完了には、およそ5~8回の施術が必要です。
毛周期に合わせて2~3ヶ月に1回のペースで通うと、以下のような期間で脱毛が完了します。
- 5回コース:約1年~1年半
- 8回コース:約1年半~2年
脱毛の効果は個人差があるので、上記の期間はあくまでも目安です。
脱毛完了後もメンテナンス照射が必要な場合があります。
自分に合ったプランを医師やカウンセラーと相談しながら決めていくと良いでしょう。
介護脱毛に関するよくある質問
最後に、介護脱毛についてよく寄せられる質問にお答えします。
介護脱毛は自分でもできる?
自己処理では完全な脱毛は難しく、時間も手間もかかります。
カミソリや毛抜きで自己処理する方法もありますが、肌を傷める恐れがあるのでおすすめできません。
できれば医療機関で医療レーザー脱毛を受けましょう。
医療レーザー脱毛は、自己処理に比べて以下のようなメリットがあります。
- 肌へのダメージが少ない
- 短期間で効果が実感できる
- 自己処理の手間が省ける
- 医療スタッフによる安全な施術が受けられる
自己処理は一時的な対処法であり、根本的な解決にはなりません。
長期的な視点で考え、医療レーザー脱毛を検討してみると良いでしょう。
アンダーヘアはツルツルにした方がいい?
介護する側からすると、アンダーヘアはツルツルでなくても少ない方が望ましいです。
排泄物の処理がしやすく、清潔な状態を保ちやすいからです。
ただし、ハイジニーナ(パイパン)にすることに抵抗がある方もいらっしゃいます。
その場合は、Iライン・Oラインのみ脱毛するのも選択肢の1つです。
脱毛範囲は、自分の価値観や好みに合わせて決めることが大切です。
VIO脱毛の痛みはどのくらい?
VIO脱毛は他の部位と比べて痛みを感じやすいですが、個人差があります。
デリケートゾーンは皮膚が薄く毛も太いため、痛みを感じる方が多いです。
痛みに弱い方は、以下のような対策を取るといいでしょう。
- 麻酔オプションのあるクリニックを選ぶ
- 冷却ジェルやシートで痛みを和らげる
また、施術前に医師や看護師に痛みへの不安を伝えておくことも大切です。
痛みの感じ方は個人差がありますので、自分に合った対策を見つけることが大切です。
まとめ
介護脱毛は、将来を見据えたケアの1つと言えます。
肌トラブル・衛生面の改善・介護負担の軽減など、メリットは大きいでしょう。
一方でレーザーの特性や恥ずかしさ、費用面でのデメリットもあります。
介護脱毛が必要かどうかはご自身のライフプランと照らし合わせて、十分に検討してから決めましょう。
40代~50代前半で介護脱毛を検討中の方は、早めに医療機関を受診するのをおすすめします。
編集部
将来の自分と介護してくれる人のために、介護脱毛を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。