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モニエル瓦の屋根の塗装はどうしたらいい?塗料やメンテナンス方法などを解説

モニエル瓦は、セメント・砂・水を原料とした瓦で、軽量かつ耐久性に優れた屋根材です。

日本の住宅でも広く使われていますが、経年劣化によって塗装の剥がれや色あせなどの問題が生じることがあります。

そのため、モニエル瓦の美観と機能を維持するためには、適切な塗装とメンテナンス必要です。

そこで本記事では、モニエル瓦の劣化症状・塗装の必要性・使用する塗料の種類や費用・塗装工事の流れや注意点などについて、詳しく解説します。

モニエル瓦の屋根の塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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モニエル瓦とは?

モニエル瓦は、ポルトランドセメント・砂・水を原料とした乾式コンクリート瓦です。

型枠に流し込んで成形した後、高温で蒸気養生して製造されます。

日本には1970年から80年代に広まり、住宅の屋根材として広く使われています。

モニエル瓦は粘土瓦より軽量で耐久性が高く、防水性や耐火性にも優れており、高いデザイン性が特徴です。

また軽量なことで屋根の荷重を軽減でき、建物の構造設計の自由度を高められます。

適切にメンテナンスを行えば、50年以上の長寿命を期待できます。

モニエル瓦の劣化症状|塗装剥がれや日々に注意

モニエル瓦は耐久性に優れた材料ですが、経年劣化により、様々な問題が生じることがあります。

以下では、モニエル瓦の代表的な劣化症状を紹介します。

塗装の剥がれや色あせ

モニエル瓦の表面に塗装が施されている場合、経年劣化によって塗装の剥がれや色あせが起こります。

塗装の劣化は美観を損ねるだけではなく、防水性能の低下にもつながります。

ひび割れや欠け

モニエル瓦は強度と耐久性に優れていますが、経年劣化や外的な衝撃によってひび割れや欠けが生じることがあります。

ひび割れや欠けは雨水の浸入経路となり、屋根下の構造体や内装材の劣化を引き起こす場合があります。

苔や藻の発生

モニエル瓦の表面には、苔や藻が発生することがあります。

苔や藻は美観を損ねるだけではなく、瓦の劣化を進行させる原因です。

屋根裏の雨漏り

モニエル瓦が劣化して本来の防水性が低下した場合、屋根裏に雨漏りを起こす可能性があります。

雨漏りは屋根下の構造体や内装材の劣化を引き起こし、建物全体の耐久性を低下させます。

モニエル瓦の劣化症状を放置すると、はじめは小さな問題でも後に大きな損傷へとつながる可能性があります。

定期的な点検とメンテナンスを行って劣化症状を早期に発見し、適切な対策を講じることが重要です。

モニエル瓦に塗装が必要な理由

モニエル瓦には元々塗装されていますが、なぜ再度塗装をする必要があるのでしょうか。

塗装が必要な理由は、以下の通りです。

防水性の向上

モニエル瓦は優れた防水性を持っていますが、経年劣化によって性能が低下してしまいます。

そこで再度塗装を施せば、瓦表面の隙間が埋まり防水性を向上させられます。

耐久性の向上

モニエル瓦は、紫外線や雨水による影響で劣化を起こします。

表面に塗装を施すことで瓦の耐久性を高めれば、屋根の寿命を延ばすことができます。

美観の維持

モニエル瓦の塗装が劣化すると色あせが起こり、付着した汚れは取れにくくなります。

建物の外観を損ねる原因になりますが、塗装を施すことで鮮やかな色合いが戻れば、きれいな状態を維持できます。

エネルギー効率の向上

モニエル瓦に断熱塗料を施すことで、屋根からの熱の流出を防ぎます。

そのため建物の冷暖房効率を高めることができるため、電気代の対策にも有効です。

資産価値の維持

屋根は、建物の印象を大きく左右する要素です。

適切な塗装を施すことで、建物の資産価値を維持できます。

以上のように、モニエル瓦への塗装は防水性や耐久性の向上・美観の維持など、多くの理由があります。

定期的な塗装を行うことで、屋根を長期的に保護し、建物の価値を維持しましょう。

モニエル瓦の塗装にまつわる問題

モニエル瓦の塗装においては、他の屋根材とは異なる特有の問題点があります。

これらの問題を理解したうえで適切に対処すれば、モニエル瓦の美しさと機能を長期間維持することが可能です。

以下では、モニエル瓦の塗装における主な問題について詳しく解説します。

塗料の選定

モニエル瓦の塗装は、素材に合った専用の塗料と下塗り材の使用が必要です。

モニエル瓦は主成分がセメントであるため、塗装を行うことで防水性を保つことができます。

しかし、適切な下塗り材を使用しなければ塗料が瓦にしっかり密着せず、施工不良を引き起こす可能性があります。

そのため、まずは屋根材の種類や経年劣化の状態を確認することが重要です。

具体的には、スラリー層の付着状態やクラックの有無などをチェックします。

確認した内容に基づいて、最適な塗料と下塗り材を選定することが欠かせません。

専用の下塗り材を使用することで、塗料の密着性が向上し、塗装の耐久性を高めます。

また、モニエル瓦は下塗り材を吸収しやすいため、瓦が材料を吸い込まなくなるまで2~3回塗り重ねる必要があります。

この工程を怠ると、塗料が早期に剥がれてしまうため、注意が必要です。

着色スラリーの問題

モニエル瓦の塗装で特に注意が必要なのが、着色スラリーの問題です。

モニエル瓦は、着色スラリーという特殊なセメントの着色剤を厚く塗布し、その上をアクリル系樹脂の透明な塗料でコーティングして仕上げられています。

この二層のコーティングにより、モニエル瓦は耐久性とデザイン性に優れていますが、再塗装時にはこのスラリー層が大きな問題です。

スラリー層は経年劣化により剥がれやすく、塗装前に完全に除去する必要があります。

高圧洗浄機を使用してスラリー層を除去する方法やケレンと呼ばれる手作業での方法がありますが、どちらも手間がかかり、瓦への負担も大きい作業です。

このスラリー層を残したまま塗装してしまうと、劣化したスラリー層と一緒に塗膜が剥がれる危険性があるため、しっかりと除去することが重要です。

モニエル瓦は特有の問題があるため、適切に対処する必要があります。

美しさと耐久性を長期間にわたって維持するためにも、しっかり理解している専門家に相談すると良いです。

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モニエル瓦の塗装を工事する流れ

モニエル瓦の塗装工事の一般的な流れは、以下の通りです。

  1. 事前調査…屋根の現状を詳細に調査し、劣化状況・塗装の種類・必要な補修箇所などを特定します
  2. 足場の設置…安全に作業を行うため、屋根周りに足場を設置します
  3. 洗浄と乾燥…高圧洗浄機を使用して屋根の汚れや古い塗膜を除去し、その後十分に乾燥させます
  4. 下地処理…ひび割れや欠損部分を補修し、塗装の密着性を高めるために、下地を処理します
  5. 養生…窓・壁・植栽などに養生シートを被せ、塗料の飛散を防ぎます
  6. 塗装…塗料をローラーやスプレーガンでむらなく塗装します
  7. 乾燥…気象条件や塗料の種類を考慮し、塗装後は十分に乾燥させます
  8. 検査…塗装の仕上がりを検査し、必要に応じて補修を行います
  9. 足場の撤去と清掃…足場を撤去し、周辺を清掃して完了

塗装工事は、専門的な知識と技術が必要とされるため、経験豊富なプロに依頼することが重要です。

塗装工事は、専門的な知識と技術が必要とされるため、経験豊富な専門家に依頼することが重要です。

また工事中は、近隣への配慮や安全管理に十分注意を払う必要があります。

モニエル瓦を塗装する際の注意点

モニエル瓦は優れた耐久性のある屋根材ですが、塗装を行う際にはいくつか注意点があります。

適切な塗装を施すことでモニエル瓦の寿命を延ばし、美しさを保つことができます。

ここでは、モニエル瓦を塗装する際の重要なポイントについて解説します。

塗料の選定

モニエル瓦に適した塗料を選定することが、塗装のポイントです。

モニエル瓦はセメントを主成分とするため、瓦自体が塗料を吸収しやすい特性があります。

したがって、塗料には高い密着性と耐候性が求められます。

専用の塗料と下塗り材と組み合わせて使用すれば、塗料がしっかりと瓦に密着し、長期間にわたり効果を発揮します。

気象条件の確認

塗装作業を行う際には、天候に注意が必要です。

特に雨天で湿度が高い日や強風の日は、作業に適していません。

湿気が多いと塗料の乾燥が遅れ、密着不良を招く場合があります。

また、直射日光が強い日も避ける方が良いです。

急激に乾燥することで、塗料表面のひび割れや乾燥が不均一になる恐れがあります。

できるだけ晴天で風の少ない時期であれば、スムーズに作業を進められるでしょう。

施工手順の確認

モニエル瓦の塗装は、適切な施工手順に従うことが重要です。

下塗り材を使用し、瓦が完全に吸収しなくなるまで2〜3回塗り重ねることが基本です。

この工程を怠ると、塗料の剥がれや早期の劣化につながります。

下塗りが完了したら、中塗り・上塗りの順で進めていきますが、それぞれの塗料が完全に乾燥してから次の工程に進むことが大切です。

これにより、塗料の層がしっかりと結合し、耐久性が向上します。

経年劣化の確認

モニエル瓦の塗装を行う前には、経年劣化の状態をしっかりと確認することが必要です。

特に、クラックの有無やスラリー層の状態をチェックすることが重要です。

クラックがある場合は、その部分を修繕してから塗装を行うことで、塗装後の不具合を防ぐことができます。

また、スラリー層が劣化している場合は、前述のように徹底的に除去する必要があります。

施工業者の選定

モニエル瓦の塗装を成功させるには、信頼できる施工業者を選ぶことも重要です。

経験豊富な業者は、モニエル瓦の特性を理解し、適切な材料と手順を用いて施工を行います。

見積もりを取る際には、使用する塗料の種類・施工方法・下塗りの回数などを詳しく確認し、不明点はしっかりと質問することが大切です。

モニエル瓦の塗装には独自の注意点がありますが、適切な手順を踏むことで美しさと耐久性を保つことができます。

上記のポイントを参考に、慎重に作業を進めることで、モニエル瓦の魅力を最大限に引き出しましょう。

モニエル瓦の塗装についてまとめ

モニエル瓦は、ポルトランドセメント・砂・水を原料とした乾式コンクリート瓦で、高温で蒸気養生されます。

日本では1970年代から広く使われ、粘土瓦よりも軽量で耐久性が高く、デザイン性も優れています。

しかし、経年劣化により様々な問題が発生します。

塗装の剥がれや色あせ・ひび割れや欠け・苔や藻の発生・屋根裏の雨漏りなどがその典型です。

これらの劣化を放置すると、大きな損傷につながる可能性があります。

そのため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。

塗装は、防水性や耐久性の向上・美観の維持・エネルギー効率の向上・資産価値の維持につながります。

しかし、モニエル瓦の塗装には特有の問題があります。

適切な塗料と下塗り材の選定や、着色スラリーの除去などが必要です。

また、塗装工事の流れを正確に把握し、経験豊富な専門家に依頼することが重要です。

塗料の選定・施工手順の確認・施工業者の選定など、慎重な準備がモニエル瓦の塗装で成功の鍵です。

経年劣化の状態を確認し、適切な対策を講じることで、美しさと耐久性を長期間にわたって維持することができます。

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