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大規模修繕

屋上駐車場の防水工事について解説!FRPやウレタン防水などの種類も紹介

屋上駐車場の防水工事は、建物の屋上に設置された駐車場の防水性を確保するために行われる重要な工事です。

屋上駐車場は、雨や雪などからの浸透水・化学物質による腐食・車両の振動と荷重などによって防水層が劣化しやすいため、定期的なメンテナンスや防水工事が欠かせません。

本記事では、屋上駐車場の防水工事の基本から、最近ではよく使われるFRPやウレタン防水などの種類について詳しく解説していきます。

屋上駐車場の所有者や管理者、建築関連の専門家などが参考にできる情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

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屋外駐車場で起こる劣化の症状

屋外駐車場は、常に外部環境の影響を受けるため、劣化が進みやすい場所です。

劣化が進むと、駐車場の利用者や所有者にとってさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。

以下では、屋外駐車場でよく見られる劣化の症状について詳しく解説します。

表面のひび割れや浮き

屋外駐車場のアスファルトやコンクリートの表面には、時間の経過とともにひび割れや浮きが生じることがあります。

これは、雨水や太陽光などの自然要因によって引き起こされるもので、放置すると劣化が進みます。

排水の悪化

劣化した屋外駐車場では、排水が悪化することがあります。

雨水が溜まると、駐車場全体が水浸しになり、利用者にとって不便な状況を引き起こしかねません。

色あせ

長年の使用や外部環境の影響により、屋外駐車場の表面が色あせることがあります。

色あせた表面は美観を損なうだけでなく、耐久性も低下させます。

腐食

屋外駐車場の金属部品は、雨水や塩分などの影響を受けやすく、腐食が進むことがあります。

腐食した部品は強度が低下し、安全性に問題を引き起こしかねません。

防水層の劣化

屋外駐車場の防水層は、建物の下にある地下構造物を保護する役割を果たしています。

劣化した防水層は、地下構造物に水が浸入する可能性を高め、建物全体の安定性に影響を与える可能性があります。

屋外駐車場で利用される防水工事の種類

駐車場の防水工事には、様々な種類の工法があります。

それぞれの工法は、特性や施工方法が異なり、環境や施工条件に応じて適切なものを選択することが重要です。

以下では、代表的な駐車場用の防水工法について紹介します。

超速硬化ウレタン樹脂を使ったスプレー工法

超速硬化ウレタン樹脂は、高い強度を持つ特殊な製造材料です。

この工法では、専用の機械を使用して材料を加熱し、衝突式ミキシングガンで吹き付けます。
約3分で固まり、歩行可能となります。

軽量かつ単一材料で施工できるため、材料層間の剥離などの事故が起こりにくい工法です。

硬質ウレタン樹脂を使った工法

硬質ウレタン樹脂を使用した工法は、ウレタン防水層が複数の層に分かれている構造です。

下地に面する層は軟質ウレタン層で、下地のひび割れを逃がす役割を果たします。

2層目はやや硬めの層、3層目は硬めのウレタン層で、タイヤなどによる摩耗から防水層を守ります。

吹き付けないため風などの影響を受けにくく、安定した施工が可能です。

複合防水工法(ウレタンFRP複合防水工法)

ウレタンの柔軟性と、FRPの強靭性の特徴を併せ持つ工法です。

ウレタン層は下地の挙動を逃がし、FRP層は耐候性・耐久性、耐熱性・耐薬品性に優れ、軽くて強い特性があります。

ただし、技術力が必要であるため、高度な施工技術が求められます。

FRP防水工法

非常に強靭で耐久性に優れた、FRP素材を使用する工法です。

下地の動きに影響されやすいため、ソフト層を設けるか2プライを使用する必要があります。

浸透性コンクリート改質工法

コンクリート内部に防水結晶を形成することで防水効果を実現する工法です。

作業環境でスピーディーに施工でき、工期が短く費用を抑えられる特性があります。

改質アスファルトシート防水工法

アスファルトを加熱して溶かし、冷やして固めることで施工します。

接着力が強く、自ら接着する性質があります。

ただし、施工条件や技術力が必要です。

屋外駐車場の防水工事にかかる価格と期間

屋外駐車場の防水工事は、施工方法や規模によって価格や期間が異なります。

ここでは、一般的な屋外駐車場の防水工事にかかる価格と期間について、概要を紹介します。

価格の目安

屋外駐車場の防水工事の価格は、主に以下の要因によって決まります。

  • 規模と面積…駐車場の広さや形状によって、必要な材料や工数が異なる
  • 施工方法…使用する防水材料や施工方法によって価格が変わる
  • 現地の状況…駐車場の地盤や排水状況など、施工に影響を与える要素がある場合、追加の工事が必要

一般的な屋外駐車場の防水工事の価格は、1平方メートル当たり数千円から1万円程度とされています。

工法別の目安は以下の通りです。

工法費用相場(1平方メートルあたり)
超速硬化ウレタン樹脂を使ったスプレー工法約5,000~8,000円
硬質ウレタン樹脂を使った工法約4,000~7,500円
複合防水工法 (ウレタンFRP)約4,000~7,500円
FRP防水工法約4,000~7,500円
浸透性コンクリート改質工法約11,000~22,000円

規模が大きくなるほど、単価は下がる傾向にありますが、状況によっては複数の工法を組み合わせる必要がある場合もあります。

期間の目安

屋外駐車場の防水工事の期間は、工事内容や規模によって異なりますが、一般的な工期の目安は以下の通りです。

  • 小規模な駐車場…通常数日から1週間程度
  • 中規模な駐車場…数週間から1か月程度
  • 大規模な駐車場…数か月以上の工期がかかる場合もある

工期は、防水工事だけでなく、駐車場の利用状況や天候条件などにも影響されるため、予定よりも工期が長引くことも考えられます。

また、施工時期や工事内容によっては、一時的な駐車場の閉鎖や制限が必要となる場合がありますので、事前に周辺住民や利用者への周知が必要です。

屋外駐車場の防水工事は、価格や期間を正確に把握し、信頼できる施工業者との十分な打ち合わせを行うことが重要です。

それによって、長期間安心して駐車場を利用することができます。

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屋外駐車場の改修工事する際の注意点

屋外駐車場の改修工事を計画する際には、以下の重要な注意点を抑えておくことが重要です。

これらのポイントをしっかりと考慮することで改修工事が円滑に進み、より安全で快適な駐車場環境が整備されることでしょう。

法規制と許認可

改修工事には地域の法規制や建築基準法・消防法・都市計画法など、関連法令を遵守することが不可欠です。

また、必要な許認可を取得することも忘れてはいけません。

耐久性と安全性

改修工事に使用する材料や設備は、耐久性と安全性が確保されていることが重要です。

特に、駐車場の場合は地面や駐車スペースの強度に注意しましょう。

駐車場利用者の利便性

改修工事を行う際には、駐車場利用者の利便性を考慮することが重要です。

施工中も駐車場の一部が利用できるように工夫したり、案内板を設置して利用者にわかりやすくするなどの配慮が求められます。

環境への配慮

改修工事においては、環境への配慮も欠かせません。

廃棄物の適切な処理やエコな工法や設備の導入など、環境への負荷を最小限に抑える取り組みが求められます。

予算とスケジュールの管理

改修工事の予算とスケジュールは、しっかりと管理することが重要です。

コストや工期の見積もりを正確に行い、進捗状況を適切に管理することで工事の円滑な進行が図れます。

事前調査と計画の策定

改修工事を行う前には事前調査を行い、改修の必要性や範囲を明確にします。

そして具体的な改修計画を立てることで、工事の効率化やトラブルの防止につながります。

屋外駐車場の防水工事を依頼する会社の選び方

屋外駐車場の防水工事を依頼する際には、以下のポイントを考慮して信頼できる会社を選ぶことが重要です。

専門知識と経験

防水工事は専門的な技術と知識が必要な作業です。

依頼先の会社が豊富な経験と実績を持っているか、防水工事に関する専門知識を持ったスタッフを有しているかを確認しましょう。

施工方法と材料の提案

良い会社は、最新の施工方法や適切な防水材料を提案してくれます。

防水工事においてもっとも適した方法や材料を選定することが、工事の品質と耐久性を高めるポイントです。

施工期間と費用の見積もり

工事の施工期間や費用については、明確な見積もりを提示してくれることが重要です。

予算や工期に合わせて、柔軟に対応してくれる会社を選ぶことが望ましいでしょう。

保証やアフターサポート

工事完了後の保証やアフターサポートがしっかりしているかも重要なポイントです。

長期的な安心感を得るためにも、保証内容やアフターサポート体制を確認しましょう。

口コミや評判の確認

過去の顧客の口コミや評判を確認することも、信頼性を判断する上で役立ちます。

インターネットやSNSなどでの評判を調査し、実績や信頼性を確認しましょう。

保険や許認可の有無

防水工事を行う会社には、適切な保険や許認可が必要です。

これらがあるかどうかを確認し、信頼性の高い会社を選ぶようにしましょう。

屋外駐車場の防水工事をする流れ

屋外駐車場の防水工事は、建物の耐久性や安全性を高めるために重要な工程です。

以下に、一般的な防水工事の流れを紹介します。

  1. STEP

    現地調査と打ち合わせ

    まずは、工事を行う現場の調査を行います。

    地面の状態や建物の構造などを確認し、工事の方針を決定します。

    また、お客様の要望や予算などを打ち合わせ、工事計画の立案が必要です。

  2. STEP

    材料の準備と搬入

    工事に必要な材料を調達し、現場に搬入します。

    防水シートやコーティング材料など、適切な材料を選定し準備します。

  3. STEP

    地面の下準備

    地面の下準備として、必要に応じて古い防水材の撤去や地面の修復作業を行います。

    地面を平らにし、防水工事の下地を整えるのがポイントです。

  4. STEP

    防水層の施工

    防水シートやコーティング材料を使用して、防水層を施工します。

    施工方法や材料は、現場の状況や要件に合わせた選定が欠かせません。

  5. STEP

    仕上げ作業

    防水工事が完了した後、必要に応じて仕上げ作業を行います。

    これには防水層の表面コーティングや、周辺の環境を整える作業が含まれます。

  6. STEP

    完工確認と引き渡し

    工事が完了したら、施工した内容を確認し、お客様に工事の状況を報告します。

    必要な調整や修正があれば行い、工事の完了です。

  7. STEP

    アフターサポート

    工事が完了しても、万が一問題が発生した場合や保証期間内であれば、迅速に対応するためのアフターサポートを提供します。

屋外駐車場の防水工事は、建物や施設の耐久性を高めるために欠かせない作業です。

専門的な技術と経験が必要なため、信頼できる専門業者に依頼するようにしましょう。

屋外駐車場の防水工事のまとめ

屋上駐車場の防水工事について詳しく解説し、劣化の症状や種類・価格・工期についても紹介しました。

紹介した内容をまとめたものは、以下の通りです。

  • 建物の屋上に設置された駐車場の防水性を確保するために行われる重要な工事
  • 雨や雪などからの浸透水・化学物質による腐食・車両の振動と荷重などによって防水層が劣化しやすい
  • 表面のひび割れや浮き・排水の悪化・色あせ・腐食・防水層の劣化などの劣化症状が出る
  • 超速硬化ウレタン樹脂を使ったスプレー工法・硬質ウレタン樹脂を使った工法・複合防水工法・FRP防水工法・浸透性コンクリート改質工法・改質アスファルトシート防水工法などがある
  • 屋外駐車場の防水工事の価格は、施工方法や規模によって異なり、一般的には1平方メートル当たり数千円から1万円程度
  • 工期の目安は小規模な駐車場で数日から1週間程度、中規模なら数週間から1か月程度、大規模なら数か月以上かかる
  • 屋外駐車場の改修工事をする際には、法規制と許認可・耐久性と安全性・駐車場利用者の利便性・環境への配慮・予算とスケジュールの管理・事前調査と計画の策定などが注意点
  • 工事の依頼時は、専門知識と経験・施工方法と材料の提案・施工期間と費用の見積もり・アフターサポート・口コミや評判の確認・保険や許認可の有無などを考慮して選定する

屋上駐車場の防水工事は、建物の耐久性や安全性を高めるために重要な工程です。

定期的な点検と適切なメンテナンスを行い、防水工事の施工を適切に行うことで建物の寿命を延ばし、安心して利用できる環境を確保できるでしょう。

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