アパート外階段リフォーム｜塗装・防水・サビ補修工事の内容や費用について

• 階段リフォームは小規模・中規模・大規模修繕のどこで行う？
• アパートの外階段の劣化や腐食が現れたら防水工事と塗装工事はどちらをすればいいの？
• 作業工程や費用相場を詳しく知りたい！

アパートの外階段は風雨の影響を受けやすいため、適切に修繕・補修を行わなくてはなりません。

特に築年数が経過したアパートは、かなり広範囲にサビが広がっているケースもあるため、早めの対処が必要です。

そこでこの記事では、外階段の修繕・補修について詳しく解説していきます。

費用相場や施工内容についても触れていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

適切に修繕・補修することで、建物の資産価値維持にもつながります。

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アパートの外階段に起こる劣化症状

外階段の劣化が進むと重大な事故につながる恐れがあるので注意が必要です。

次のような劣化症状が、外階段に起こるでしょう。

• 塗装の剥がれ
• サビや腐食
• 防水シートの黒ずみや剥がれ

塗装の剥がれ

外階段の塗装が剥がれると見た目が悪くなるだけでなく、防水性能も低下しがちです。

また、塗装の剥がれで古びた外観になると、入居率も下がりかねません。

外階段では雨漏りやサビが発生しやすくなるので、再塗装を行う必要があります。

表面のサビだけでなく、鉄骨部分にもサビが発生するので要注意です。

ひび割れ程度でも雨水は侵入するので、軽度の劣化でも早めの補修工事を検討しましょう。

サビや腐食

一度サビが発生すると、その箇所からどんどんサビが広がってしまいます。

サビは、外階段の強度を低下させるので注意が必要です。

強度が低下すると、通行中に破損してケガをする恐れがあります。

外階段のサビを見つけたら、早めにメンテナンスしましょう。

またサビが進行すると腐食し、穴が開いてしまうケースがあります。

外からはサビているように見えなくても、内部にサビが発生していることもあるので、しっかりと点検する必要があるでしょう。

小さな穴であれば、溶接によって穴を塞ぐことも可能です。

防水シートの黒ずみや剥がれ

防水シートの黒ずみや剥がれも、劣化症状の1つです。

黒ずみがある状態だと見た目が悪くなり、滑りやすくなります。

またシートが剥がれると、その部分から雨水が侵入し、サビが発生しがちです。

大規模な修繕が必要になると費用がかさむため、早い段階でのメンテナンスを行いましょう。

アパートの外階段に必要な修繕工事の詳細

外階段には、次のような修繕工事が必要です。

• 塗装工事
• 防水工事
• 架け替え

これらの工事について、以下で詳しく解説していきます。

塗装工事

外階段の塗装が剥がれている場合は、塗装工事が必要です。

塗装工事は塗料選びが重要ですが、種類によって耐久性が異なります。

もし、安価な塗料を選ぶと早いうちに劣化してしまいかねません。

特に外階段は外気や天候の影響を受けやすいため、なるべく耐久性の高い塗料を選びましょう。

外階段にサビが発生している場合は、サビを落してから塗装工事を行います。

また、塗装工事では古い塗膜を剥がす、高圧洗浄の工程も発生します。

耐久性を向上させるためにサビ止めとして下塗り・中塗り・上塗りという、3つの工程を行うのが基本です。

防水工事

外階段は雨や雪からくる雨漏りを防ぐためにも、防水工事も欠かせません。

外階段表面の防水層は経年で劣化するので、定期的にメンテナンスを行いましょう。

防水工事による外階段の施工には、シート防水または防水塗装があります。

シート防水では、塩化ビニールシートが使われるのが一般的です。

通行時の足音軽減や、雨で濡れても滑りにくい特徴があります。

また耐久性も高く傷が目立ちにくいので、一度施工すると長く使えるのが特徴です。

防水塗装は、ウレタン塗装が一般的に行われています。

耐水性能が高いため外階段への施工に適しており、シート防水と組み合わせて使われるケースもあるでしょう。

架け替え

架け替えは、既存外階段を撤去して新しい外階段を設置する工事です。

外階段の劣化・腐食が激しく、補修や修理で対処できない場合に行われます。

塗装工事や防水工事よりも費用は高くなりますが、外階段の安全性を維持できない場合は架け替えが必要です。

また階段の幅や段数を変更して、バリアフリーへの対応もできます。

外壁・屋根の塗装工事も行うケースがある

外階段の修繕工事とは直接の関係はありませんが、外階段の修繕工事と一緒に外壁・屋根の塗装工事が行われるケースもあります。

これは外階段だけ綺麗にしても、劣化した外壁・屋根とのギャップが出てしまうためです。

外壁・屋根の塗装も一緒に行うと、新築時のような美観を取り戻せるでしょう。

これにより、メンテナンス時期を揃えられるメリットもあります。

工事のタイミングがバラバラだと、その都度足場を設置しなければならず、かえって費用総額が高くつきかねません。

アパートの外階段の修繕工事で発生する費用

外階段の修繕工事は、工事内容によって費用が変わります。

大規模な工事になるほど費用は高くなるでしょう。

具体的な費用については、以下を参考にしてください。

また、高所の作業が発生する場合は、足場の設置が必要なケースもあります。

足場を設置する場合は、追加費用が発生する点に注意しておきましょう。

具体的な費用については、施工業者で見積もりを出してもらうのがおすすめです。

架け替えは建物との寿命差に注意する

外階段を新しいものに架け替えた場合、丁寧に使うと30年以上は持ちます。

しかし築年数が経過したアパートの場合は、新しい外階段と寿命が建物の寿命よりも長くなってしまうかもしれません。

例えば外階段を設置して10年でアパートの寿命が来た場合は、20年分のムダが出てしまいます。

建物の寿命が残り少ない時は、架け替えではなく補修で対処することも検討しましょう。

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アパートの外階段の修繕工事を依頼する優良業者の選び方

外階段の修繕工事においては、どのようにすれば優良業者を選べるのでしょうか。

具体的な方法を下記でご紹介していきます。

• 相見積もりで選ぶ
• 施工実績が豊富な業者を選ぶ
• 詳細な見積書を作成してくれる業者を選ぶ
• 調査結果に基づいて提案してくれる業者を選ぶ

相見積もりで選ぶ

複数の業者に見積もりを行ってもらうと、適正価格や必要な工事を判断しやすいです。

1社のみへの見積もり依頼だと、良し悪しが判断できません。

最低でも、2社以上に見積もりを出してもらいましょう。

ただし、費用の安さだけで施工業者を選ぶのはおすすめできません。

費用と工事内容のバランスを考えて、適正価格かを判断することが大切です。

施工実績が豊富な業者を選ぶ

施工実績が豊富な業者は工事に慣れているので、品質が安定しています。

また近隣住民とのコミュニケーションもしっかり取ってくれる業者だと、クレームを避けられるので安心です。

業者によって得意分野が異なるため、外階段の施工実績が豊富な業者を見つける必要があるでしょう。

詳細な見積書を作成してくれる業者を選ぶ

どのような見積書を作成してくれるかも、業者選びでは大切です。

見積書の内容は、業者によって異なります。

工事一式というように簡略化して表記しているような、不明点が多い見積書は工事費用に不透明さが出るためおすすめできません。

また、使用する塗料のメーカーや製品名、単価などが詳しく記載されているかも確認しておきましょう。

不明点がある場合は、担当者が丁寧に質問へ答えてくれるかもチェックが必要です。

調査結果に基づいて提案してくれる業者を選ぶ

見積もり前にしっかりと建物調査を行い、その結果を基に必要な工事を的確に提案してくれる業者だと信頼できます。

目視で確認しにくい劣化症状の調査は、業者に任せるしかありません。

さまざまな技術を駆使して、丁寧に調査を行ってくれる業者を見つけてみてください。

対応が丁寧な業者を選ぶ

ある程度の期間、工事で関わることになるので、対応が丁寧な業者だとストレスが溜まりにくいです。

電話対応は丁寧か、質問にしっかり答えてくれるか、という点も確認しましょう。

対応に違和感がある場合は、警戒したほうが良さそうです。

大規模修繕なら階段工事の確認申請は不要？

大規模修繕における外階段の修繕工事では、基本的に確認申請は不要です。

確認申請が必要になるのは共用階段の半分以上で、建物の構造に影響を及ぼすような工事を行う場合のみです。

表面的・部分的な工事では、確認申請は発生しません。

ただし架け替え・新設の際は、確認申請が必要なので注意しましょう。

まとめ

この記事では外階段の修繕・補修について解説してきました。

以下にこれまでの内容を簡単にまとめていますので、ぜひ再確認してみてください。

• 外階段では塗装工事・防水工事・架け替えのいずれかが行われる
• 追加で外壁や屋根の塗装工事が行われるケースもある
• 外階段の劣化が進むと塗装の剥がれ、サビ・腐食・防水シートの黒ずみや剥がれなどが起こる
• 外階段の塗装工事には10～20万円、シート防水には1平方メートルあたり3,800～5,500円の費用がかかる
• 架け替えや新設には50～250万円の費用が発生する
• 建物との寿命差を考えて、架け替えを行うかどうかを検討する
• 相見積もりを行い、調査結果に基づいた詳細な見積書を作成してくれる、実績豊富な業者を選ぶ
• 担当者の対応が丁寧かどうかも確認する
• 外階段の補修に確認申請は不要
• 架け替えや新設の際は確認申請を行う

外階段は常に風雨にさらされているので、一度劣化が発生すると進行が速いのが特徴です。

定期的に外階段を調査し、メンテナンスが必要かどうかをチェックしてみましょう。

早めに修繕・補修をすると、後々のメンテナンス費用の節約につながります。

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