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大規模修繕

マンションの鉄部塗装工事の適切な周期とは?工事の流れについて

マンションの小規模、中規模、大規模修繕工事で鉄部塗装はなぜ必要なの?

多くの人が居住して生活を送るマンションは、さまざまな資材を用いることによって形作られています。

なかでも、マンションの鉄部はさまざまな場所で見受けられ、日常的に使用されています。

鉄部にあたる部分は、駐輪場・玄関の扉や枠・手すり・防火扉・給水管などが挙げられます。

長きにわたって良い状態で鉄部を使用していくためには、鉄部の塗装工事が必要です。

鉄部における塗装工事は頻繁に行うものではありませんが、定期的なメンテナンスを必要とし、適切な処置を行わなければさまざまなリスクに見舞われます。

そこで今回は、マンションの鉄部塗装工事における適切な周期をはじめ、工事の必要性や工事の流れなどの詳細についてご説明いたします。

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鉄部とは?なぜ鉄部塗装工事が必要なの?

マンションにおける鉄部と聞いて、どのような箇所を思い浮かべますか。

基礎に使用されている鉄筋は鉄で作られていますが、鉄部には含まれません。

鉄部と言われる箇所は、下記のものが挙げられます。

  • エレベーターに使用されている扉や枠
  • 鉄や鋼で作られていた外階段
  • 玄関に使用されている扉や枠
  • 非常階段の扉
  • 鉄製の駐輪場や駐車場
  • 鉄や鋼製の手すり
  • 防火扉
  • 電気・水道・ガスなどの設備を収納したメーターボックス
  • 消火栓設備を収納した消火栓ボックス
  • 各家庭に飲料水を供給する役割を持つ給水管
  • 屋上や屋根に設置された避雷針

名称のとおり、鉄部は鉄または鋼で作られているものを指します。

ほとんどのものが室内ではなく屋外に設置されており、風や雨などの影響を受けやすい点が特徴です。

マンションの新築当初は、鉄部に塗装が施されているため、見た目や機能において問題がありません。

しかし、風や雨などの影響を長年にわたって受け続けると鉄や鋼は色あせ・汚れ・塗膜の浮きや剥がれ・ひび割れなどを引き起こします。

さらに劣化した部分に雨水が浸入すると、さびで劣化します。

鉄部のさびは機能や耐久性に問題が生じるさせるだけでなく、美観にも影響するでしょう。

機能性や美観が損なわれてしまうとマンションの資産価値は下がり、入居を希望される方が減る原因になる可能性があります。

そのため、マンションを良い状態で保ち続けるためには、鉄部の塗装を定期的に行うことが大切です。

鉄部の劣化を放置するリスク

マンションにおいて、外階段の色あせや玄関扉の塗膜浮きなどが起こっていませんか。

そのような症状が見られる場合は、塗装工事を検討しましょう。

もし鉄部の劣化を放置してしまうと、下記のようなリスクが想定されます。

さびによる機能性の低下

「鉄製の扉がさびによって開きにくくなった」「開閉するたびに扉から異音がする」という経験はありませんか。

鉄部は雨や空気によってさび発生し、機能性を低下させます。

火事の際に消火栓ボックスがなかなか開かないという事態が引き起こしてしまうと、居住者の生命にも関わる可能性も考えられるでしょう。

各箇所における機能をしっかりと果たすためには、定期的な塗装工事が必要です。

美観が損なわれる

新築当初は鉄部への塗装工事が行われているため、見た目がきれいです。

しかし、時がたつほどに劣化は進みます。

定期的な塗装工事を行わない場合、色あせが進んで見た目が悪くなるでしょう。

手入れされていない建物は居住者や居住希望者へ悪い印象を与えてしまい、資産価値が下がる原因です。

多くの方に居心地の良さで選ばれる快適な場所を維持するには、定期的な塗装工事が欠かせません。

鉄部の耐久性が損なわれる

色あせや塗膜浮きを放置していると、鉄部の耐久性は損なわれてしまいます。

鉄部は風や雨の影響を受けやすく、サビが発生した部分は対応しなければ、より範囲を広げ内部まで進行します。

振動や接触によってボロボロと鉄部の一部がとれたりする状態になると、鉄部は安全な状態とはいえません。

見た目だけではなく、耐久性の問題で居住者へ不安を与えてしまうでしょう。

また、鉄部の取り換えや補修には、多くの時間や費用が掛かります。

コストを抑えながら安全に使用し続けられる環境を整備するためには、鉄部のメンテナンスが重要です。

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鉄部が劣化する症状

マンションの鉄部が劣化する症状として、どのようなものが見られるかご存じでしょうか。

塗装工事を検討する際には、建物の劣化状況を踏まえておくことが必要です。

劣化の症状は、段階的に起こります。

以下のような劣化の症状がみられる場合は、注意しましょう。

艶がなくなる・色があせる

鉄部が劣化することによってまず艶がなくなり、色あせが生じます。

劣化によって塗膜表面に目に見えないほどの凹凸が生じ、光の反射が均一にならないことが原因です。

艶落ちや色あせなどの症状が現れる目安としては、前回の塗装工事から約3年と言われています。

チョーキング現象の発生

鉄部に触れてみて手に塗料の色がついた場合、チョーキングが起こっています。

チョーキング現象とは塗料に含まれる樹脂が太陽の光・熱・雨水によって劣化し、塗料のなかにある顔料が表面に出てしまう症状です。

症状が現れる目安としては、前回の塗装工事から約3〜5年といわれています。

ひび割れ・剥がれ

鉄部の劣化が進むと、ひび割れや剥がれが生じます。

ひび割れや剥がれは耐久性を損ねてしまうため、注意が必要です。

前回の塗装工事より、7年前後が症状の現れる目安とされています。

鉄部塗装工事の周期目安

マンションの鉄部を良い状態で保つには、鉄部の塗装工事が欠かせません。

しかし、どのような周期で行うのかについて、悩まれる方も多くいらっしゃいます。

一般的な周期の目安としては、前回の工事から約3〜6年が目安です。

前回の工事から年数が経って劣化の症状が見られる場合は、鉄部の塗装工事について検討してみましょう。

また、前回の工事から年数が経過していなくても、著しい劣化の症状が見られる場合は、施工を行う会社への相談が賢明です。

日々における劣化の状況を見極めるためには、定期的な点検を怠らないように行いましょう。

定期的な点検を行うことで劣化の状況をいち早く把握し、早急に対応できます。

鉄部塗装工事の流れ

マンション鉄部の塗装工事は、どのような流れで行われるのでしょうか。

施工を依頼する前に、進め方について知っておくことが大切です。

鉄部における塗装工事は、下記のような流れで行われます。

  1. STEP

    ケレン

    サンドペーパーや専用の電気工具を使い、鉄部に付着している古い塗膜やさびを落とす作業がケレンです。

    ケレンによる下処理を行った後は、鉄部の表面を傷つける目粗しをして塗料を密着させやすい状態をつくります。

  2. STEP

    養生

    塗装箇所以外は塗装の必要がないため、周囲を養生します。

    マスキングテープやビニールテープを使い、塗料の飛散や塗り間違いを防ぎます。

  3. STEP

    下塗り

    下塗りでは、さび止めの塗料を塗ります。

    油性タイプ・エポキシ樹脂タイプ・ウレタン樹脂タイプなどの種類があり、さびの状況に応じたものを使用します。

  4. STEP

    中塗り・上塗り

    下塗りが乾燥したら、中塗りと上塗りです。

    中塗りは下塗りしたさび止め塗料を保護する効果があり、重要な工程です。

    乾燥した中塗りの上に上塗りを行い、乾燥したら完了です。

修繕工事の鉄部塗装工事で住民が気をつけるポイント

鉄部の塗装工事は、居住者から了承や協力を得なければ、進めていくことが難かしい場合もあります。

居住者の理解を得るためには、下記のポイントを押さえておきましょう。

十分な換気

鉄部における塗装工事では、さまざまな塗料を使用します。

塗料にはにおいがあり、換気が必要です。

玄関の扉を塗装する際は、室内の換気をしっかりと行いましょう。

また、外階段や消火栓ボックスなどの共有部分で塗装が行われる際は、工事の時間帯や施行場所について把握しておくことが重要です。

塗ったばかりの部分に触らない

塗料を塗ったばかりの部分は、塗料が乾いておらず取れやすいです。

手についてしまうと、なかなか取れない場合がありえます。

また、歩いている際にバッグや服についてしまうことも考えられるため、できるだけ触れないように注意を促しましょう。

車両における養生を依頼する

駐輪場や駐車場での塗装工事は、養生を行わないと自転車・バイク・自動車などを汚してしまいます。

塗料は取れにくいため、大切な車両を守るためにも養生が必要です。

養生には養生シートやビニールなどが使われており、取り外すには時間がかかります。

そのため、外出時には養生を外す時間も含め、余裕を持った行動が必要です。

在宅待機

玄関の扉を塗装する場合、在宅待機が必要なことがあります。

その際は、事前に在宅についてのアンケートが取られることがほとんどです。

指定した時間に作業員が訪問しますので、塗装作業が終わるまでは家で待機しましょう。

もし指定の時間帯で外出してしまうと、工事のスケジュールにズレが生じてしまい、スムーズに施工できない場合があります。

また玄関扉の塗装では、周辺の私物が汚れないように移動が必要になることも考慮しましょう。

まとめ

  • マンションの鉄部は、外部階段・扉・手すりなどに使われ、風雨などの影響を受けやすい。
  • 劣化すると見た目や機能に問題が生じ、さびによる機能低下や美観の損傷、耐久性の低下が起こる可能性がある。
  • 鉄部の劣化の症状には、艶落ち・色あせ・チョーキング現象・ひび割れや剥がれなどがあり、定期的な点検が必要である。
  • 一般的な塗装工事の周期は前回の工事から約3〜6年であり、劣化の症状や建物の状況に応じて検討されるべきである。
  • 塗装工事の流れは古い塗膜やさびを落とすケレン・塗装箇所以外を保護する養生・下塗り・中塗り・上塗りの順で行われる。
  • 塗装工事の施行中は、換気・塗料の触れ方・車両の養生・施行中の在宅待機など、住民へのお願いと協力を呼びかけ、工事の円滑な進行と安全を確保する必要がある。

マンションでの生活において、鉄部は日常の生活に欠かせない部位であり、機能性を保つことが大切です。

定期的なメンテナンスをしっかり行い、安全で快適な環境を整備しましょう。

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