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大規模修繕

防水改修工事にはどんな種類がある?選定方法や費用を解説

防水改修工事の種類は?

屋上防水の改修の工法は?

建物に使われる建材には、水に弱い性質を持つものが少なくありません。

そんな建材を水によるダメージから守るために、防水加工を行います。

しかし、しっかりと施された防水であっても、その効果は年月の経過とともに弱まってしまいます。

そのまま放置しておくと建物が劣化するだけではなく、安全面での懸念につながる恐れもあるため、早急に防水改修工事を行わなければなりません。

とはいえ、防水改修工事とはどのようなものなのか、どれくらいの種類があるのか見当がつかない方も多いでしょう。

そこで今回は、防水工事に関する改修方法の種類とその選定方法、さらに費用について交えながら詳しく解説いたします。

大切な建物を守るための防水改修工事について、この記事を通して知識を深めてみてはいかがでしょうか。

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防水改修工事とは?

建物には、雨漏りを防ぐための防水層が作られていますが、年月の経過とともに劣化します。

防水層が劣化すると、屋根・天井・壁などから雨漏りが発生し、建物の強度を著しく落としてしまうのです。

そこで、風雨や雪の影響にともなう建物の劣化を防ぐため、防水改修工事を行います。

防水改修工事は、名前のとおり劣化した防水層の機能を回復させ、場合によってはより一層強化するための工事です。

主な施工場所としては、雨風や雪の影響をダイレクトに受ける屋上・ベランダ・バルコニーが挙げられます。

また、建築資材や工事を行う場所によって、材料の選定や工事方法が異なるのも特徴です。

そのため、実際に防水改修工事を行う際には、細部に至るまでしっかりと計画を立てることが求められます。

どれほど優れた建築資材であっても、使用する部分に適した材料が選定されていなければ、せっかくの素材の持ち味と良さを発揮できません。

施工においても同様で、綿密に立てられた計画を実現するためには、確かな施工技術を伴っていることが重要です。

このように防水改修工事とは、施工場所から使用する建築資材をはじめ、施工方法までしっかりと考えたうえ進める必要があります。

建物の防水改修工事を行う理由

建物の防水改修工事を行う理由は、主に以下の3つです。

建物を守る

建物に防水改修工事を行うことで、建造物への浸水を防げます。

建造物の外側部分で防水処理をすれば、建造物そのものをしっかりと守れるからです。

また土台部分にまで水が入り込んでしまうと、木材の腐食や鉄筋コンクリートの中に入っている鉄筋が錆びることがあります。

どちらも著しく建物の強度を落とす原因のため、防水改修工事によって建物を守らなければなりません。

生活空間を保つ

ベランダ・バルコニー・屋上から雨漏りを起こすと、天井や壁のシミや家の中で湿度を感じてしまいます。

壁紙にカビが生えると部屋の中をカビの胞子が舞ってしまい、健康に影響を与えることもあります。

そこで防水改修工事を施せば、建物の中に水が入り込んでくる心配がなく、快適な生活空間を保てるでしょう。

資産価値の維持

防水層が劣化すると構造物にまで水が侵入するため、建材へダメージを与えてしまいます。

腐った木材は強度の低下だけではなく、シロアリの被害を受ける場合もあり、そうなると建物の資産価値は大きく減少してしまいます。

定期的な防水改修工事を行えば、大切な建物の劣化を遅らせながら資産価値を維持することができます。

防水改修工事の種類

防水改修工事には3つの手法があり、それぞれ特徴が異なります。

最適な手法を見極めることが重要ですので、工法の特徴や強みを知っておくことがポイントです。

かぶせ工法

かぶせ工法は、防水層の傷んだ部分だけを撤去し、新たな防水層を設けていく手法です。

傷んだ防水層を撤去して下地調整を行ってから、新規の防水層を設置する3つの工程を基本とします。

ただし、かぶせ工法は部分的な改修工事のため、防水層の劣化が比較的軽度な場合に採用されます。

撤去工法

撤去工法は、既存の防水層のすべてを引き剥がしたうえで、あらためて下地処理を施してから防水層を施工する手法です。

防水層を新しくすることで、長期にわたってしっかりと防水効果を発揮してくれます。

また、工事に先立って、これまでよりもさらに高度な機能を持った防水材を選択できるのもメリットです。

一方で既存の防水層のすべてを引き剥がすことから、廃材の処分と下地の処理費用にコストがかかります。

撤去工法は新築時に行われる工事と同じ手法のため、工事期間中に騒音や振動が発生するケースも少なくありません。

そのため、工事中は近隣住民に対して騒音や振動に対する理解を求めることが重要です。

機械的固定工法

機械的固定工法とは、固定ディスクを用いて防水シートを屋根の下地に固定する手法のことです。

防水改修工事に欠かせない下地処理が最低限で済みますので、工期の短縮につながります。

UD工法とUS工法の2種類があり、それぞれの違いを知っておくと選びやすいでしょう。

UD工法

固定ディスク先打ち方法とも呼ばれます。

まず最初にディスクを固定してから防水シートと接合しますので、出来上がったときの意匠性が非常に優れているのが特徴です。

US工法

ディスクを後で打つ固定ディスク後打ち方法のため、先に塩ビシートを敷きます。

敷いた塩ビシートの上から塩ビ鋼板ディスクを打ち付けて固定し、さらに水密性を確保するために補強用シートで溶着をさせる手法です。

どちらも耐風圧性に優れており、台風をはじめとする強風に強いことから、高層階のベランダや沿岸の建物で用いられます。

防水改修工事にかかる費用

防水改修工事にかかる費用は、防水工法と広さによって変わります。

ウレタン防水

液状の材料を使用するため、どのような形状にも施工が可能です。

費用は、1㎡あたり2,500〜7,000円が相場です。

塩ビシート防水

塩化ビニール樹脂の防水シートを使用した塩ビシート防水は、さまざまな下地に対応が可能です。

費用の相場は1㎡あたり2,100〜7,500円とウレタン防水と似ており、デザイン性の高さに特徴があります。

アスファルト防水

新築時に最も多く施工される防水であり、防水シートを液状のアスファルトで張り付ける工法です。

常温のアスファルトを用いる「常温工法」と、溶融窯で溶かした高温のアスファルトを使用する「熱工法」とがあります。

アスファルト防水の費用相場は、1㎡あたり5,500〜8,000円です。

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防水改修工事を行う目安とタイミング

防水改修工事はベランダ・バルコニー・屋上などに行いますが、工事を実施する時期の目安はさまざまな要素によって変わります。

そのため、防水改修工事を行うにあたっては、いつ実施するのかが重要です。

工事の実施時期を特定する目安がありますので、該当するようであれば工事を検討しましょう。

年数

新築の屋上・ベランダ・バルコニーには、あらかじめ防水加工が施されています。

しかし、これらの場所は常に紫外線と雨風にさらされているため、防水層の効果が継続するのはおよそ10〜15年程度です。

最初にどのような防水工事が行われていたかによって耐用年数は変わりますが、建物への被害が及ばないようにするには、早めに防水改修工事を行うとよいでしょう。

10年から15年が防水機能の目安と考えると、10年を目処に防水改修工事を検討すると安心です。

劣化状況

建築資材と防水改修工事の工法が同じでも、立地や気象条件によって、劣化の進み具合に差が生じることは少なくありません。

このようなケースでは、劣化状況を見ながら防水改修工事の時期を判断するのがポイントです。

防水層のわかりやすい劣化状況は、以下の3つです。

  • 防水層がひび割れている
  • 防水層の剥がれや膨れがある
  • 雨漏りが発生している

防水層にひび割れや剥がれが発生すると、隙間から水が入り込んでしまいます。

また、防水層の膨らみは、内部に水が入ることによって起こる現象です。

したがって防水層に何らかの異変が見られた場合は、早急に工事を検討するのがおすすめです。

すでに雨漏りが生じているのであれば、防水層は役目を果たしていませんので、こちらも速やかな決断が求められます。

季節

防水改修工事を計画するのであれば、年間を通して春と秋が適しています。

春と秋はどちらも比較的雨が少なく、気候が安定している季節なのが大きな理由です。

湿気が少ないうえに風が吹く日も多いため、液状の塗料なら乾きやすいでしょう。

天候に恵まれることによって施工が中断されず、予定通りに工事が進む可能性が高いのもメリットです。

ただ、気候の良い季節は工事の注文が多いため、希望するタイミングで工事に着手してもらえないことも考えられます。

防水改修工事そのものは年間を通してどの季節でも行えますので、さほど雪が多くないエリアであれば、乾燥している冬に行うのもよいでしょう。

夏は暑さが厳しいため、1年を通して依頼が少ない傾向が見られることから、急な依頼にも対応してもらえる場合があります。

まとめ

防水改修工事には異なる種類がありますので、それぞれの工事の特徴を知ると同時に、費用も踏まえながら検討することが重要です。

押さえておきたいポイントは、主に下記の5点です。

  • 建物に施された防水層は年月の経過に伴って機能が低下するため、機能の回復・強化を目的とした防水改修工事を行う必要がある
  • 防水改修工事は建物をダメージから守って生活空間を快適に保つだけでなく、建物の資産価値を維持することにもつながる
  • 防水改修工事の種類には、かぶせ工法・撤去工法・機械固定工法があり、工事によって内容や仕上がりに違いがある
  • 防水改修工事にかかる費用の相場は、防水工事の種類と施工面積によって差が生じる
  • 防水改修工事を実施する時期は、年数・劣化状況・季節といった目安から判断する

防水改修工事はどのような工法を選ぶかによって変わり、大掛かりな工事になることも考えられます。

工事に着手する際は、細かな点まで十分な検討を重ね、ベストな防水改修工事を選択することが重要です。

防水改修工事の実施をお考えであれば、まずは専門的な知識の豊富なプロに相談してみましょう。

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