脱毛すると逆に毛が増えることがあるってほんと？
硬毛化はどのくらいの確率で現れるの？
硬毛化になってしまった時の対処法って？
ユーザー
脱毛はムダ毛の自己処理が不要になり、ツルスベ肌を手に入れられる人気の美容施術です。
しかし脱毛には多くのメリットがある一方で「硬毛化」と呼ばれるリスクも存在します。
編集部
せっかくお金と時間をかけて脱毛するのに、逆に毛が増えたり濃くなったりするなんて最悪ですよね…
そこでこの記事では、硬毛化の原因や特徴・見分け方・効果的な対処法などについて解説します。
脱毛後の「硬毛化」に不安を感じている方は、ぜひご覧ください。
目次
硬毛化とは？発生確率や原因を解説
硬毛化は脱毛施術後のリスクとして、知られています。
ここからは、どのくらいの確率で硬毛化が発生するのか、発生する原因は何なのかを解説します。
硬毛化はどのくらいの確率で発生する？
まず気になる発生確率ですが、脱毛後に硬毛化になる方は全体の1〜10％程度だと言われています。
脱毛施術を提供するクリニックやサロンによっても、施術の品質や使用する機器が異なるため、硬毛化のリスクは変動するでしょう。
さらに肌の反応や毛の成長パターンも、硬毛化の発生に影響を与えると考えられています。
編集部
硬毛化が発生するかどうかは個人差が大きいため、全ての人に同じ確率で適用されるわけではありません。
脱毛後に硬毛化してしまう原因
脱毛後に起こる硬毛化の主な原因は、以下の通りです。
1つずつ詳しくみていきましょう。
レーザーや光による毛根への刺激
脱毛の施術では毛をなくすために毛根に直接熱や光などの刺激を与えますが、この刺激が強すぎると毛根が反応してしまい、毛が太くなることがあります。
特にレーザーや光脱毛のように熱を使う方法では、毛根周辺の組織が熱によって刺激され、その結果として毛が太く・硬く・濃く再生することがあります。
肌に合わない脱毛機の使用や施術方法
脱毛機や施術方法が肌質や毛質に合っていない場合も、硬毛化を引き起こす原因となります。
人によって肌の敏感さや毛の太さ色などは異なるため、一人ひとりに合った脱毛機の選択や出力の調整が大切です。
編集部
脱毛をする際は複数の脱毛機を取り扱い、肌質や毛質によって使い分けるクリニックやサロンを選びましょう！
ホルモンバランスや遺伝的要因
ホルモンバランスや遺伝的な要因も、硬毛化の原因となることがあります。
ホルモンバランスの変化は毛の成長に大きく影響を与えるため、脱毛処理を行っても毛が太くなることがあるでしょう。
硬毛化の見分け方はあるの？
硬毛化を見分ける最も明確な方法は、脱毛処理後の毛の質の変化に注目することです。
脱毛処理を受ける前と比較して、毛が明らかに太く・濃く・硬くなっている場合、硬毛化が発生している可能性が高いと考えられます。
他にも以下のような症状が見られたら、硬毛化が発生している恐れがあります。
- 脱毛後に新しく生えてくる毛が以前よりも目立つようになった
- 毛の触感が硬くなった
編集部
施術を受けた部位に現れることがほとんどなので、脱毛した部位を観察していると比較的簡単に見つけられます。
硬毛化になりやすい人の特徴
硬毛化が発生するかどうかは個人差が大きいとご説明しましたが、硬毛化になりやすい人はどのような特徴があるのでしょうか？
ここからは、硬毛化が発生しやすい人の特徴を紹介します。
体毛が薄い人
体毛が元々薄い人は、脱毛処理による影響を受けやすい傾向にあります。
薄い毛は毛根が肌の表面に近い場所にあることが多く、脱毛時の熱や光などのエネルギーが直接毛根に届きやすいためです。
その結果、毛根が刺激され通常よりも太く硬い毛が生えてくる可能性が高まります。
編集部
薄い毛は熱を吸収しにくいため、脱毛機の設定によっては十分な脱毛効果が得られず、不完全な脱毛が硬毛化を引き起こすこともあります。
毛根が深い人
毛根が深い場所にある毛は十分な熱が届きにくいため、硬毛化を引き起こす可能性があります。
深い毛根から生えている毛は脱毛機のエネルギーが毛根まで届かず、毛根が部分的にダメージを受けることがあります。
この部分的なダメージが毛根を刺激し、再生する際に太く硬い毛が生えてくる原因となることがあります。
特に毛根が深い毛が生えている部位は機器の出力を高めに設定する必要があるため、毛根への刺激が強くなりがちです。
体毛の密度が高い人
体毛の密度が高い人は、脱毛処理の際に周囲の毛に影響を受けやすく、硬毛化のリスクが高まるでしょう。
毛が密集していると、脱毛時に多くの毛根が熱や光のエネルギーを受けることになります。
それにより毛根が互いに影響を与え合い、適切な脱毛効果が得られないことがあります。
また密集した毛は互いに熱を保持しやすく、毛根周辺の組織が過剰に熱を受けることで、硬毛化を引き起こすリスクが高流と考えられています。
硬毛化になりやすい部位について詳しく解説
一般的に硬毛化が起こりやすいのは、産毛が多い・毛根が深い部位だと言われています。
硬毛化が発生しやすい具体的な部位は、以下の通りです。
背中からうなじにかけて
背中からうなじにかけての部位は、特に硬毛化が起こりやすいとされています。
この部位の毛は毛根が肌の比較的深い部分にあり、脱毛処理による熱が均等に届きにくいためです。
また毛は密度が高く一度に多くの毛が熱の影響を受けることで、周囲の毛根にも刺激が及びやすくなります。
その結果、毛根が活性化し硬く太い毛が生えやすくなるのです。
編集部
背中は自分では見えにくい部位なので、硬毛化に気づきにくいです…！
脱毛後数週間は、鏡を使って背中の状態を確認しましょう。
顔
顔の毛は非常にデリケートで、脱毛処理による影響を受けやすい部位です。
顔の皮膚は薄く敏感なため、脱毛時の熱や光による刺激が直接毛根に影響しやすく、硬毛化を引き起こすリスクが高まります。
また脱毛期間中の紫外線や化粧品などによる刺激も、硬毛化の原因となる恐れがあります。
肩から上腕の外側にかけて
肩から上腕の外側にかけての部位も、硬毛化しやすいとされています。
この部位の毛は毛根が深く、毛の密度が高いため、脱毛処理の熱が均一に毛根に届かず、不完全な脱毛が起こりやすいです。
不完全な脱毛は毛根を刺激し、結果として硬く太い毛が再生しやすくなります。
硬毛化してしまった時の対処法
硬毛化してしまった時は、どうしたら良いのでしょうか？
万が一硬毛化が発生してしまっても、焦らず以下の方法で対処しましょう。
放置して自然治癒を目指す
硬毛化した毛は、必ずしも即座に対処が必要というわけではありません。
時間が経過するにつれ、毛周期の変化や体内の自然な修復機能によって、毛は自然に元の状態に戻ることが多いためです。
そのため硬毛化が発生した直後は、焦らずに数ヶ月間は経過を観察することが推奨されます。
編集部
この期間中は、肌に負担のかかる自己処理はNGです。
毛抜きやワックスなどで、毛を毛根から抜くことは控えましょう。
高出力の照射で脱毛を続ける
硬毛化した毛に対して、より高出力の照射を用いて脱毛を続ける方法もあります。
この方法は特に毛が太くなった部分に対して、より強力なエネルギーで毛根を破壊しようとするものです。
現在使用している脱毛レーザーが「アレキサンドレーザー」の場合…
「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」など、さらに高出力なレーザーに切り替えて対処します。
ただし高出力の照射は肌へのリスクも高まるため、経験豊富な医師や脱毛技術者によるカウンセリングを受け、肌の状態や毛質に合わせた施術が必須です。
ニードル脱毛への切り替え
レーザーや光脱毛で、硬毛化に対処する効果が実感できない。
硬毛化を悪化させている気がする…
ユーザー
このような場合は、ニードル脱毛（電気脱毛）への切り替えが有効な選択肢となることがあります。
ニードル脱毛は細い針を毛穴に挿入し、電流を流して毛根を直接破壊する方法です。
毛穴に直接アプローチする脱毛方法で、強い痛みを伴いますが高い効果が期待できます。
ニードル脱毛なら一本一本の毛に対して細かく対応でき、硬毛化した毛に対しても効果があると考えられています。
ただしニードル脱毛は時間がかかり痛みが強いので、施術を受ける際には十分な心構えが必要です。
編集部
強い痛みを伴いますが、確実に硬毛化を対処したい方におすすめな方法です。
硬毛化に備えたクリニック・サロン選び
脱毛後に硬毛化してしまう原因でご説明した通り、硬毛化が発生する明確な原因はまだはっきりとわかっていません。
そのため「確実に予防できる方法」というのは存在しないのが現状です。
もし硬毛化が起こってしまった場合に備え、選ぶべきクリニックやサロンの特徴をまとめました。
硬毛化に対応する保証のあるクリニックを選ぶ
硬毛化が心配な場合、対応保証を提供するクリニックを選ぶことが一番です。
これは硬毛化が発生した際に、追加料金なしで対処する施術を受けられる保証があるかどうかを意味します。
しかし残念ながら、多くの脱毛サロンやクリニックでは硬毛化に関する明確な保証がないのが現状です。
編集部
契約前に硬毛化が発生した時の対応について確認しておくと安心ですね！
追加照射料金が手頃なクリニックを選ぶ
硬毛化によってさらなる施術が必要になった場合、追加料金が発生する可能性があります。
そのため、追加照射の料金がリーズナブルなクリニックを選ぶことが重要です。
施術の結果に満足できなかった場合に、追加の照射を受ける際の負担を軽減できます。
波長や照射方式を変更できるクリニックを選ぶ
硬毛化が発生した場合、レーザーの変更や別の脱毛機への変更が効果的なことがあります。
別の脱毛機に切り替えができるクリニックや、照射方式を柔軟に変更できる環境のクリニックを選ぶと、硬毛化対策において柔軟な対応できるでしょう。
脱毛前の写真を撮っておく
脱毛前に自分の毛の状態を写真に記録しておくことは、硬毛化が疑われる場合の重要な証拠となります。
脱毛前と脱毛後の状態を比較することで、施術の効果や硬毛化の発生を客観的に判断できるためです。
このような準備をしておくことで、クリニックとのコミュニケーションがスムーズになり、適切な対応を受けやすくなります。
硬毛化に関するQ&A
Q
硬毛化の症状が現れるまでの期間は？
A
硬毛化の症状は、脱毛処理後数週間から数ヶ月で現れることが多いです。
ただし個人差があるため、症状が出るまでの期間は人によって異なります。
Q
脱毛部位以外の場所が硬毛化することもあるの？
A
通常、硬毛化は脱毛処理を行った部位に現れます。
脱毛部位以外で硬毛化が起こることは稀ですが、全身のホルモンバランスの変化などによって、他の部位に影響が出ることもあります。
Q
硬毛化になったらどのくらいで治る？
A
硬毛化の症状は個人差がありますが、治るまでに数ヶ月から数年と長い期間を要します。
症状が改善しない場合は、脱毛を行ったクリニックや専門医に相談しましょう。
まとめ
脱毛後に起こる硬毛化は、誰もが経験する可能性がある現象です。
万が一硬毛化が発生してしまった場合は、以下の対処法を試してみると良いでしょう。
硬毛化が発生する原因はわかっていないのが現状なので、硬毛化を確実に防げる方法もありません。
そのため硬毛化が発生してしまった時に備えて、保証の手厚いクリニックやサロンを選ぶことが重要です。
これから脱毛に通うことを検討している方は、以下を参考にしてみてください。
1〜10％の確率で硬毛化が発生すると言われており、そのリスクを踏まえて脱毛の施術を受けるかどうか検討しましょう。
編集部
脱毛の施術を受ける時は、硬毛化のリスクについてしっかり知識をつけておくことで焦らず対処できます。
正しい方法で対処し、後悔のない脱毛を実現しましょう♪
